看護部理念 私たちは 専門職としての自覚を持って地域の皆さまに信頼される看護をめざします 看護部長堀江 令子 看護部長挨拶 聖フランシスコ病院は地域に根ざした病院であり、地域の皆さまに信頼される質の高い医療、看護、介護を提供することを理念としています。 看護師には専門職として豊かな感性と高い倫理性を持って、確かな看護を実践して欲しいと願います。そのためには良い教育環境が必要であり、新人教育、キャリア開発ラダー、院外研修のための充分な予算確保、認定看護師育成、看護管理者育成などへの支援を構築してまいりました。また、看護実践力を高め自律した看護師を育成するために固定チームナーシングを導入して20年が経過し、固定チームナーシング長崎地方会の事務局としても活動しております。 働きやすい職場環境も大切です。超過勤務の削減や有給休暇の取得、勤務体制、職員配置、子育て支援などの課題にも取り組んでおります。看護職員が、良い職場環境の中で質の高い看護を提供し、地域の皆さまが、良い療養環境の中で安心して治療を受けられるために努力すること、また、他職種の方々とのアサーティブな関係構築で効果的、効率的なチーム医療を提供することが、私の務めであると考えております。看護が楽しいと思える職場で、共に働き、学びたい方々を心よりお待ちしております。 看護部方針 ● 患者さま、ご家族の権利を尊重し、安全で質の高い看護を提供する ● 豊かな人間性を養い、患者さま・ご家族の気持ちに寄り添った看護を提供する ● 医師及び他部門との信頼関係をもって協働し、看護職としての役割を果たす ● 健診を強化します ● 経済性を踏まえ効果的効率的な看護を提供する ● 専門職業人として、キャリア開発に努め自己実現を目指す 第73期 看護部目標 概要・組織図 顧客満足の高い病院、看護をめざす 顧客とは、患者さま、ご家族、職員、当院をご利用になる方々 健全な経営への参画 急性期一般入院料1の継続(重症度・医療・看護必要度Ⅰの場合31%以上、重症度・医療・看護必要度Ⅱの場合29%以上) 救急患者の積極的な受け入れ 重症度・医療・看護必要度を考慮したベッドコントロール それぞれの病床の効率的な運用 新型コロナ感染症対策を遵守し、高い倫理性を持った看護実践と自己管理の徹底。 発熱外来のスムーズな対応を目指し体制を見直す。 新型コロナウィルスワクチン接種を安全に実施する。 高い倫理性を持ち自己管理を徹底する。 ヘルシーワークプレイス(健康で安全な職場) 業務改善、応援態勢、人員配置、超過勤務報告制度、ノー残業デーの取り組みによる超過勤務の削減 2022年度に向けての人員確保と定着(資料の配付、ホームページの利用など) 介護福祉士、ナースアシスタント、クラーク、他職種との役割分担の推進 (2021年4月1日現在) 看護部組織図 看護部 看護部長・副看護部長 ■ 看護師/185名(認定看護師 12名) ■ 准看護師/4名 ■ 介護福祉士/5名 ■ ナースアシスタント/24名 ■ クラーク/12名 ■ 勤務体制 2交代制3人夜勤・2交代制4人夜勤○日勤:8:30~17:30○夜勤:17:00~9:00 外来診療棟 西病棟2階外科・泌尿器科:50床 西病棟3階内科:45床 ホスピス病棟3階12床 ホスピス病棟4階22床 東病棟2階内科:30床 地域包括ケア病棟31床 手術棟(手術室・中央材良室) 人工透析室 Workplace看護の現場 当院では固定チームナーシングを導入しています。 固定チームナーシングの目的 患者さまに責任を持った継続した質の高い看護を実践する 看護スタッフのやりがいの獲得と自己実現をめざす 看護スタッフの育成(成果のある現任教育)をめざす 固定チームナーシング方式は、チーム全体で患者さまをケアできることが最大のメリットです。個々のナースの適性をみてチーム編成ができ、キャリアの浅いナース達も受持ち以外の患者さまの看護展開を見て、勉強できるため成長が早いように感じます。個人の力をチームの力として凝縮することで、患者さまとの信頼関係を深めます。患者さまを受け持つのは入職して2~3ヶ月後ですが、最初はプリセプターと一緒にケアしその後半年で独り立ちしていくことを目標としています。患者さまに対して、何ができるのか、何が理想の形なのかを考え“その人らしく、病棟全体が関与できること”を目指しています。 聖フランシスコ病院看護部への応援メッセージ キリストの愛の精神に基づき、カトリック長崎大司教区が運営する清潔で温かい雰囲気の病院です。固定チームナーシングを導入して20余年、揺るぎない患者さま中心の医療・看護・介護を目指して、小集団活動で患者さまの問題解決に前向きに取り組んでいる看護部です。固定チームナーシング研究所所長 西元勝子 病院や看護部の理念を具現化するために、長崎県で最も早く固定チームナーシングを採用した聖フランシスコ病院は、毎年継続して研鑽してこられた。一歩一歩前進するため、院内発表や全国研究集会での発表のチャンスに、聖フラの患者さま中心の看護の成果を問うてきた。リーダーもメンバーも役割を自覚すると潜在力が発揮されるのが小集団活動の良いところだ。みなさんが目標設定に参加し1年間実践する結果が、患者さまに反映する喜びとなるよう願っている。看護組織開発研究所代表 杉野元子 Education教育プログラム 看護部理念に基づき、専門職としての自覚を持ち、常に自己研鑽に努め、患者さま、ご家族、地域の皆さまに信頼される看護師を育成する。 教育目標 自己の看護観を明確にしていくための支援 看護の専門性を追求する看護師の育成 看護過程展開能力を高める 人間関係を深め、看護関係を発展できる看護師の育成 リーダーシップを発揮できる看護師の育成 管理的視点をもつ看護師の育成 主体的学習態度をもつ看護師の育成 キャリア開発の目的 【病院・看護部の理念を受けて】 地域看護に貢献できる人材の育成 専門職としての自覚を持って看護を提供し続けることができる人材の育成 自分自身でキャリアデザインし能力向上に取り組む人材への支援 【目標】 看護実践力:患者さま看護の能力、対象に看護を提供する能力の習得 組織役割行動:チームとして働く能力、チームを効率的、効果的に協働させるためのリーダーシップを発揮する能力、組織全体に協働を促す管理的能力の習得 自己教育力、研究能力:看護専門職として、ケアを開発するための能力、自己の能力開発を積極的に進める能力、スタッフや学生へ教育する能力の習得 キャリア開発ラダーの構造図 *各ラダーをクリックすると詳細をご覧いだけます。 基礎的な看護実践能力を習得 社会的、専門職業人としての自覚をもち日々の業務を通し、看護実践能力を身につけチームメンバー・受持ち看護師として意欲的に看護に取り組む姿勢を養う。 必須研究項目 ・院内新人研修シリーズ ・院外新人研修シリーズ ・「聞いて、聞いて!私の看護シリーズ ~奮闘編~」 専門知識の習得 受持ち看護師としての看護を通して自己の看護観を再確認し、看護の視点を深め今後の自分自身の課題を見出す。プリセプターを通して後輩育成を行う。 必須研究項目 ・プリセプターについて(3回) ・心電図・人工呼吸器・酸塩基平衡 ・固定チームナーシング ・リフレッシュ研修 ・「聞いて聞いて!私の看護シリーズ~成長編~」 ・「聞いて聞いて!私の看護シリーズ~自律編~」 ・「聞いて聞いて!私の看護シリーズ~理論編~」 リーダーシップ能力を獲得研究による質改善能力を習得 他の人々と協力しながらチームリーダー、サブリーダーの役割を果たし、日々の業務を円滑かつ効率的に遂行できる。指導者層としての自覚を持ち、日々の看護や後輩・学生の指導にリーダーシップが発揮できる。 必須研究項目 【院内】 ・西元先生による看護管理研修 ・スキンケアシリーズ(上級編) ・「聞いて聞いて!私の看護シリーズ~展望編~」 【院外】 ・リスクマネジャーシリーズ研修 ・感染管理シリーズ研修Ⅰ ・感染管理シリーズ研修Ⅱ 看護実践委おけるロールモデル管理的視点と役割行動 問題意識を持って日々の業務にのぞみ上司と協働して問題解決や業務の改善をはかることができる。自己啓発や相互啓発に努め上司に協力して、社会の変化や医療の進歩に応じた看護が実践できる。 必須研究項目 【院内】 ・西元先生による看護管理研修 【院外】 ・日本看護協会認定看護管理者制度 ファーストレベル教育課程 Department部署のご紹介 外来診療棟 外来は、診療介助、化学治療を受ける患者さまの看護、救急看護や内視鏡などを含む各種検査の介助など専門性の高い看護を提供しています。そのためにスタッフは、充実した看護を実践できるよう日々自己研鑚し新しいことにチャレンジしています。 また、笑顔で接することで、患者さまに安心して診療を受けていただけるよう心がけています。 西病棟2階(外科・泌尿器科) 西病棟2階は主に呼吸器・消化器・泌尿器の手術を受ける患者さまの看護、化学療法を受ける患者さまの看護、緩和ケアを希望される患者さまの看護を行っています。個室・重症室・手術後の回復室を含めた40床の急性期一般病床と10床の地域包括ケア病床からなる病棟です。乳癌・気胸・胆石の手術が多く、予約入院による手術の他、緊急手術にも対応しています。終末期の患者さまには、緩和ケアチームと連携をとりながら、患者さまの苦痛が最小限になるよう疼痛コントロールに力を入れています。スタッフは明るく、一人一人が自分の力を充分に出して患者さまやご家族に心触れ合う看護ができるよう日々努力しています。 西病棟3階(内科) 西病棟3階は、急性期の患者さまをはじめ、ターミナル期の患者さま、感染症の患者さまの入院を受け入れている45床の内科一般病棟です。さまざまな病気の患者さまを看護することで、多くの学びができ、人間的にも成長できる部署だと考えています。日々、悪戦苦闘しながらも明るく元気な病棟スタッフが『この病院に入院して良かった』と患者さま、ご家族に思っていただけるような看護をめざしています。 ホスピス病棟3階 ホスピス病棟では、病気によるさまざまなつらい症状の緩和を目的としたケアや、痛みや身体のだるさ、息苦しさなどの不快な症状を和らげる治療を行なっています。また、ホスピス病棟3階は12床ですべて個室からなり、患者さまご家族が、大切な時間を安心して毎日を過ごせるように環境を整えています。看護ケアにおいては、受け持ち看護師が主体となり、患者さまひとり一人の思いを聞きながら、その人が大切にしていることを共に考えながら、そのひとらしく生きることを大切にケアの提供をしています。 ホスピス病棟4階 ホスピス病棟には、がんによる辛い症状をもち、自分らしい生活が困難になっている方が入院してこられます。ホスピス病棟の基準は、「その人らしい生活」です。その人らしさは、一人ひとり違います。その方が、今何を大切にしていらっしゃるのか、何を大切にしようとなさっているのか、一人ひとりの思いをお聴きしながら固定チームナーシングで看護しています。働く看護スタッフも、一人ひとりさまざまです。お互いの違いを認め合いながら、ホスピスでの看護・ケアにやりがいをもって、抜群のチームワークで働いています。 東病棟2階(内科) 東病棟2階は無菌室・重症室・個室を有する30床の病棟で、主に血液内科・化学治療を受ける患者さまの看護を行っています。病気・治療のため抵抗力の弱い患者さまを受け入れるため、感染対策や副作用対策に配慮し、安全、安楽なケアが提供できるよう心がけています。患者さま・ご家族にとって、よりよい環境で療養できるように、多職種と連携をとりながら日々看護を行っています。 地域包括ケア病棟 地域包括ケア病棟は31床の病棟です。急性期治療後の安定した患者さま、また、ご自宅や介護施設等からの入院を受け入れます。1名の理学療法士が専従で配置され、積極的なリハビリを行う事が出来ます。退院支援看護師が専任で1名配属、医師、看護師、その他メディカルスタッフと介護福祉士、看護助手スタッフ全員で、在宅への退院を積極的に支援する「在宅復帰支援のための病棟」です。☆最大60日間の入院が可能です 手術棟(手術室・中央材料室) 手術棟(中央材料室)は、「チームワーク第一」をモットーに、安全・安心は勿論、より安楽な手術、看護が提供出来るように全力を尽くしています。手術室は3室あり、年間約550件の手術に対応しています。また、臨時・緊急手術が全体の50%を占めていますが、いつでも迅速に対応できるよう知識・技術・心を磨いています。又、中央材料部門では、第1種圧力容器取扱い作業主任者6名、特定化学物質等作業主任者5名、第二種滅菌技師1名を中心に病院内のあらゆる器材の消毒・滅菌を行っています。 人工透析室 人工透析室は1989年からスタートし、現在は22床のベッドで治療を行っています。血液透析(HD)をはじめ腹膜透析(CAPD)、さらに患者さまの状態に合わせ持続緩徐式血液濾過透析(CHDF)を主に行っており、エンドトキシン吸着など特殊な血液浄化法も可能です。 当院には透析看護認定看護師も在籍しており、透析導入前から患者さまやご家族に関わり、より専門的な看護を実践しています。また、外来透析患者さまを対象に、フットケア担当看護師が月に一度フットケア回診を実施しており、足病変の早期発見と治療、予防的ケアに効果を発揮しています。 外来診療棟 西病棟2階(外科・泌尿器科) 西病棟3階(内科) ホスピス病棟3階 ホスピス病棟4階 東病棟2階(内科) 地域包括ケア病棟 手術棟(手術室・中央材料室) 人工透析室 Interview認定看護師の紹介 日本看護協会 認定看護管理者 副看護部長 益冨 美津代 日本看護協会 認定看護管理者 西病棟2階 師長 佐藤 廣行 日本看護協会 認定看護管理者 外来診療棟 師長 辰田 由香 日本看護協会 緩和ケア認定看護師 ホスピス病棟 主任 原 千加子 日本看護協会 緩和ケア認定看護師 入院支援室 増田 弓華子 日本看護協会 皮膚・排泄ケア認定看護師 入院支援室 森 久美子 日本看護協会 認知症看護認定看護師 入院支援室 明島 一代 日本看護協会 透析看護認定看護師 人工透析室 谷崎 由紀 日本看護協会 がん化学療法看護認定看護師 外来診療棟 近藤 静代 日本看護協会 糖尿病看護認定看護師 外来診療棟 飛田 良江 日本看護協会 認定看護管理者 訪問看護ステーション 佐竹 啓子 副看護部長 益冨 美津代 長年、ホスピス病棟で看護管理をしてきました。ホスピス緩和ケアは、場所を示すものではなく、ケアのあり様であると言われています。それは、お一人おひとりを大切にするという医療・看護の基本的考え方であり、聖フランシスコ病院の理念にも通じます。わたしは、認定看護管理者として、今までのホスピスでの看護管理経験を活かし、①病院理念を実践出来る自律した看護師(看護管理者・認定看護師)の育成②認定看護チームの発足と活動による専門性の高い看護の提供③地域に向けて当院の看護をPRしていくこと、この3つの大きな目標達成に向けて努力しています。 活動内容 第1の活動としては、病院理念を実践出来る自律した看護師(看護管理者・認定看護師)の育成のために、看護部教育責任者、教育企画・教育委員会を統括しています。 第2の活動としては、これから認定看護師を目指す人たちへの支援を行っています。さらに専門性の高い看護が提供できるよう「認定看護チーム」を発足し、それぞれの専門性を集結し活動しています。 第3の活動は、地域に向けて当院の看護をPRしていくことで、現在は、長崎県看護協会新人看護職研修講師・長崎市医師会看護専門学校講師・長崎県立高等学校人生の達人セミナー講師の役割を担っています。また、固定チームナーシング認定指導者の資格を活かし、現在は九州・沖縄ブロックリーダーとして活動しています。 西病棟2階 師長 佐藤 廣行 認定看護管理者の役割は、多様なヘルスケアニーズを持つ個人、ご家族及び地域の方々に対して、質の高い組織的看護サービスを提供することを目指します。少子高齢化社会の到来と共に様々な医療政策が行われております。その激動する時代に即した看護が提供できるようなさまざまな取り組みを積極的に考え、組織的な実践を行なっていきたいと思います。 活動内容 1. 聖フランシスコ病院 健康フェスタの定期的な開催地域に根ざした病院として糖尿病予防・医療相談や講演会などを盛込んだ健康フェスタの企画・開催を毎年行なって行きます。 2. 医療(看護)の標準化より質の高い医療・看護の提供が出来るように、クリティカルパスの推進を通じてチーム医療を行なっていきたいと思います。 外来診療棟 師長 辰田 由香 当院は地域のなかで必要とされる医療機能を目指し、自施設のビジョンである「地域包括ケアシステムの中での役割を果たす」をふまえ、地域に根ざした医療を提供しています。チーム医療の推進・連携のために、看護師は、多職種をつなぐコーディネーターの役割を果たすことが求められています。認定看護管理者として多職種との連携の強化、患者さまの生活の質の維持・向上を図り、地域の住民から信頼される病院を目指していくための実践を行っていきたいと思います。 活動内容 1. 患者さまを生活者としてとらえ、外来受診時から入退院支援を行います。他施設と連携を図り、継続した看護を提供していきたいと思います。 2. 院内に在籍している認定看護師の専門性が発揮できるよう支援を行い、院内・院外の方に周知していただけるよう活動していきたいと思います。 ホスピス病棟 主任 原 千加子 現在2人に1人はがんと診断される時代となり、さまざまな治療を受けながら生活される「がんサバイバーシップ」は増加しています。診断されてからも、今までの生活スタイルを保持し、患者さまと家族の方が、かけがえのない日々をその人らしく過ごせるようサポートをしていきたいと思います。 活動内容 それぞれの病棟において、トータルペインの視点を持って症状緩和をはじめとする看護を実践しています。患者さまの思いやご家族のあり方、考え方はこれまで生きてこられた過程によって様々です。患者さまが生きる上で大切にされているものや問題点を共有し、その方らしく過ごせるようにスタッフ間で話し合いながらケアの実践に努めています。院内全体については、緩和ケアチームの活動を通して、症状マネジメント・終末期におけるセルフケア援助について等の勉強会を開催し、スタッフの知識の向上を目指しています。緩和ケアに関する個別の相談にも応じており、各病棟のラウンドも行っています。また、緩和ケア認定看護師の実習病院として、実習生を受け入れています。 入院支援室 増田 弓華子 患者さまと向き合うことで、机上では知ることのできなかった、生きた看護を経験させていただいています。ホスピス病棟に入院した患者さまがひとりでも多く、「生まれてきてよかった」と思える人生を過ごし、残された日々を「充分に生きた」と実感していただけるように支援していきたいと思っています。 活動内容 それぞれの病棟において、トータルペインの視点を持って症状緩和をはじめとする看護を実践しています。患者さまの思いやご家族のあり方、考え方はこれまで生きてこられた過程によって様々です。患者さまが生きる上で大切にされているものや問題点を共有し、その方らしく過ごせるようにスタッフ間で話し合いながらケアの実践に努めています。院内全体については、緩和ケアチームの活動を通して、症状マネジメント・終末期におけるセルフケア援助について等の勉強会を開催し、スタッフの知識の向上を目指しています。緩和ケアに関する個別の相談にも応じており、各病棟のラウンドも行っています。また、緩和ケア認定看護師の実習病院として、実習生を受け入れています。 入院支援室 森 久美子 創傷のケアでは、院内の褥瘡対策委員の一員として、褥瘡予防のためのケア、治癒を促すためのケアに力を入れていきたいと思っています。また、ストーマのケアでは、術前から退院後まで安心して生活ができるように、患者さま・ご家族・スタッフの方に関わらせていただきたいと思います。当院ではストーマ外来を開設しています。お困りのことがありましたら、ぜひご活用ください。 活動内容 皮膚・排泄ケア認定看護師とは、創傷(褥瘡や潰瘍など)のケア、ストーマ(人工肛門・人工膀胱など)のケア、失禁のケアを専門に行う看護師のことをいいます。創傷のケアでは主に、褥瘡を予防するためのケア、褥瘡がある方の治癒を促すためのケアを行い、ストーマのケアでは、手術前から退院した後までトラブルがないようにケアします。また、失禁のケアでは尿・便失禁による皮膚トラブルを改善できるようにケアを行います。 入院支援室 明島 一代 ホスピス病棟で10年あまり勤務させていただき、患者さまのその人らしさを尊重した援助と心のケアを大切にした看護を経験させていただいています。その経験と認知症看護の専門性を活かし、認知症患者さまの尊厳を守り、その人のもつ出来る能力を活用し、安全で安心して過ごしていただける看護が提供できるように活動していきたいと思います。 活動内容 認知症看護は、認知症患者さまの生命、生活の質、尊厳を尊重し、認知症の経過と予後を理解したうえで、認知症の発症から終末期に至る長期間のさまざまな看護上の問題に対して、そのご家族を含めた総合的な援助を企画し、実践することです。認知症看護認定看護師として①病棟で認知症看護の専門的知識、技術を活かした看護を実践する②研修会などで認知症の知識を伝達する③認知症看護に関する個別の相談に応じる。などの活動を通して認知症の患者さまが、安心して治療を受けていただけるような環境を整えられるよう活動しています。 人工透析室 谷崎 由紀 透析看護師として、患者さまとの日々の関わりの中で、患者さまの思いを引き出すことや病気や治療の事を分かりやすく伝えることの難しさを感じていました。慢性腎臓病、透析維持期の患者さまや御家族のことを理解したいと思い、透析看護認定看護師を取得しました。 活動内容 慢性腎臓病(CKD)の患者さまや御家族が病気や治療を理解し、日常生活を快適に過ごしていただけるように個別的、継続的にサポートをさせていただきます。腎臓病教室も行っていますのでお気軽にご参加下さい。また、透析療法は生涯続く治療になります。安心して安全な透析治療を提供し、生活スタイルに合った援助方法を一緒に考えながら、快適な透析生活を送ることができるように支援していきます。 外来診療棟 近藤 静代 私は、外来化学療法を受ける患者さまを中心に看護を行っています。日々新しい治療薬が導入されていく中で、患者さまは抗がん剤治療に対する不安、副作用対策への悩み、自分の人生や家族への思いなど、たくさんの思いを持ちながら治療に臨んでおられます。がん化学療法看護を専門とする看護師として、常に新しい知識や技術を学び自己研鑽していくこと、そして、懸命に治療に取り組んでおられる患者さまやご家族に対して、誠実で優しい看護が提供できる看護師でありたいと思っています。 活動内容 がん化学療法看護は、がん化学療法が治療の選択肢となった時、その治療期、その後の経過観察期の看護を専門としています。私の役割として、1.専門的知識・技術を活かした看護の実践2.実践のなかでのスタッフ指導3.スタッフからの相談への対応があります。この3点の役割を通して、患者さまに安全・確実に治療を受けていただける看護の実践、そして、ご自身が安心して治療や副作用対策に取り組んでいけるような看護ケアの提供に努めます。患者さまに「この病院でよかった」と思っていただけるよう、共に治療に向かう姿勢を大切に活動していきます。 外来診療棟 飛田 良江 糖尿病は生涯にわたり付き合っていく病気です。糖尿病看護では、糖尿病を持つ人を「患者さん」ではなく「糖尿病を持ちながら社会や家族の一員として生活している人」と捉えています。その人がその人らしく病気や合併症の悪化を防ぐとともに、健やかな生活が継続できるよう支援していきたいと思っています。 活動内容 糖尿病看護認定看護師として、外来での療養支援、透析予防指導ではインスリン自己注射や血糖自己測定の手技指導、フットケア、血糖管理や合併症の進行予防のため、1人1人に合わせた療養支援を多職種で構成された糖尿病チーム、フットケアチームのメンバーと協同し支援を行っていきたいと思います。 訪問看護ステーション 佐竹 啓子 1996年のフランシスコ訪問看護ステーション設立から25年間、 管理者として運営に携わってきました。現在は一実践者として、在宅医療や訪問看護について考え続けています。訪問看護の利用者は、高齢や障害などで長期療養されている方、人生の最終段階を生きている方などです。医療としてできることは限られているかもしれませんが、「どんな方でも社会の中で生きていく権利がある」ことを信じて、地域のあらゆる医療機関や介護事業所と協力しながら、看護サービスを提供できる組織をめざしています。 活動内容 私の認定看護管理者としての活動は、主に院外にあります。県内の訪問看護ステーションは120カ所以上ありますが、その多くは5人以下の小さな組織です。けれども、人口減少・少子高齢社会の中で地域包括ケアを推進していくための重要な組織です。ひとつひとつのステーションの運営が安定し、1人1人の訪問看護師が生きがいを持って働き続けることができるように活動しています。 当院では認定看護師受講者への支援を行っております。 [ 支援内容 ] 認定看護師教育課程の入学金および授業料に相当する75万円 毎月基本給を支給する 休職期間中の賞与を支給する 教育課程受講期間を休職期間とする 復職後は認定看護手当てを支給する [ 支援要件 ] 看護師としての実務経験が直近継続5年以上ある者 当院での勤務経験3年以上の者。ただし看護実践能力によってはその限りではない 聖フランシスコ病院看護部キャリア開発に定めるラダーⅢ修了者 Recruit看護師採用試験のご案内 募集人員 12名程度(指定校推薦者含め) 応募資格 学生:2022年看護師国家試験に合格する予定であること経験者:看護師 応募期間 採用試験日① →2021年 6月25日(金)必着 採用試験日② →2021年 7月 9日(金)必着 採用試験日③ →2021年 7月30日(金)必着 採用試験日④ →2021年 8月13日(金)必着 応募方法 学生:履歴書1通、成績証明書1通、卒業見込証明書1通経験者:履歴書1通、看護師免許証コピー1枚履歴書にご希望の採用試験日・メールアドレスをご記入の上、必要書類を下記宛に郵送して下さい。 採用試験日 ①2021年 7月 2日(金)10時~ ①2021年 7月16日(金)10時~ ①2021年 8月 6日(金)10時~ ①2021年 8月20日(金)10時~ 試験内容 面接・筆記試験・作文・適性テスト 採用通知 試験1週間以内に電話連絡、その後文書にて通知 新型コロナウイルス感染症により、病院見学会・インターンシップについては中止しております。ご希望の方は、当院のパンフレット等資料の送付をさせていただきますので下記までご連絡ください。 募集要項についてはこちらをご覧ください。 Requirements募集要項 給 与 200,000円(新卒モデル給)※ 当院給与規定による経験者の方は考慮いたします。 諸手当 ■ 夜間看護手当(11,000円/回)■ 職種手当■ 時間外手当■ 精勤手当■ 扶養手当■ 住居手当 昇 給年1回 賞 与年2回支給 勤務体制 変則2交替 勤務時間 日勤8:30~17:30夜勤17:00~翌9:004週間153時間勤務(4週8休) 当院独自の休日聖母被昇天祭 8月15日、クリスマス 12月25日 福利厚生 ■ 年次有給休暇6ヶ月勤続勤務し、全労働日の8割以上出勤した場合には10日間 ■ 誕生日休暇誕生月に1日休暇付与 ■ ユニフォーム貸与 ■ ワンルーム寮完備(バス・トイレ・キッチン) 資料請求・ご質問・書類送付先 〒852-8125 長崎市小峰町9番20号 聖フランシスコ病院 095-846-1888(直通) 095-845-7600 担当:人事担当・磯田 Email:soumu.jinji@sfh.or.jp
Workplace看護の現場 当院では固定チームナーシングを導入しています。 固定チームナーシングの目的 患者さまに責任を持った継続した質の高い看護を実践する 看護スタッフのやりがいの獲得と自己実現をめざす 看護スタッフの育成(成果のある現任教育)をめざす 固定チームナーシング方式は、チーム全体で患者さまをケアできることが最大のメリットです。個々のナースの適性をみてチーム編成ができ、キャリアの浅いナース達も受持ち以外の患者さまの看護展開を見て、勉強できるため成長が早いように感じます。個人の力をチームの力として凝縮することで、患者さまとの信頼関係を深めます。患者さまを受け持つのは入職して2~3ヶ月後ですが、最初はプリセプターと一緒にケアしその後半年で独り立ちしていくことを目標としています。患者さまに対して、何ができるのか、何が理想の形なのかを考え“その人らしく、病棟全体が関与できること”を目指しています。 聖フランシスコ病院看護部への応援メッセージ キリストの愛の精神に基づき、カトリック長崎大司教区が運営する清潔で温かい雰囲気の病院です。固定チームナーシングを導入して20余年、揺るぎない患者さま中心の医療・看護・介護を目指して、小集団活動で患者さまの問題解決に前向きに取り組んでいる看護部です。固定チームナーシング研究所所長 西元勝子 病院や看護部の理念を具現化するために、長崎県で最も早く固定チームナーシングを採用した聖フランシスコ病院は、毎年継続して研鑽してこられた。一歩一歩前進するため、院内発表や全国研究集会での発表のチャンスに、聖フラの患者さま中心の看護の成果を問うてきた。リーダーもメンバーも役割を自覚すると潜在力が発揮されるのが小集団活動の良いところだ。みなさんが目標設定に参加し1年間実践する結果が、患者さまに反映する喜びとなるよう願っている。看護組織開発研究所代表 杉野元子
Education教育プログラム 看護部理念に基づき、専門職としての自覚を持ち、常に自己研鑽に努め、患者さま、ご家族、地域の皆さまに信頼される看護師を育成する。 教育目標 自己の看護観を明確にしていくための支援 看護の専門性を追求する看護師の育成 看護過程展開能力を高める 人間関係を深め、看護関係を発展できる看護師の育成 リーダーシップを発揮できる看護師の育成 管理的視点をもつ看護師の育成 主体的学習態度をもつ看護師の育成 キャリア開発の目的 【病院・看護部の理念を受けて】 地域看護に貢献できる人材の育成 専門職としての自覚を持って看護を提供し続けることができる人材の育成 自分自身でキャリアデザインし能力向上に取り組む人材への支援 【目標】 看護実践力:患者さま看護の能力、対象に看護を提供する能力の習得 組織役割行動:チームとして働く能力、チームを効率的、効果的に協働させるためのリーダーシップを発揮する能力、組織全体に協働を促す管理的能力の習得 自己教育力、研究能力:看護専門職として、ケアを開発するための能力、自己の能力開発を積極的に進める能力、スタッフや学生へ教育する能力の習得 キャリア開発ラダーの構造図 *各ラダーをクリックすると詳細をご覧いだけます。 基礎的な看護実践能力を習得 社会的、専門職業人としての自覚をもち日々の業務を通し、看護実践能力を身につけチームメンバー・受持ち看護師として意欲的に看護に取り組む姿勢を養う。 必須研究項目 ・院内新人研修シリーズ ・院外新人研修シリーズ ・「聞いて、聞いて!私の看護シリーズ ~奮闘編~」 専門知識の習得 受持ち看護師としての看護を通して自己の看護観を再確認し、看護の視点を深め今後の自分自身の課題を見出す。プリセプターを通して後輩育成を行う。 必須研究項目 ・プリセプターについて(3回) ・心電図・人工呼吸器・酸塩基平衡 ・固定チームナーシング ・リフレッシュ研修 ・「聞いて聞いて!私の看護シリーズ~成長編~」 ・「聞いて聞いて!私の看護シリーズ~自律編~」 ・「聞いて聞いて!私の看護シリーズ~理論編~」 リーダーシップ能力を獲得研究による質改善能力を習得 他の人々と協力しながらチームリーダー、サブリーダーの役割を果たし、日々の業務を円滑かつ効率的に遂行できる。指導者層としての自覚を持ち、日々の看護や後輩・学生の指導にリーダーシップが発揮できる。 必須研究項目 【院内】 ・西元先生による看護管理研修 ・スキンケアシリーズ(上級編) ・「聞いて聞いて!私の看護シリーズ~展望編~」 【院外】 ・リスクマネジャーシリーズ研修 ・感染管理シリーズ研修Ⅰ ・感染管理シリーズ研修Ⅱ 看護実践委おけるロールモデル管理的視点と役割行動 問題意識を持って日々の業務にのぞみ上司と協働して問題解決や業務の改善をはかることができる。自己啓発や相互啓発に努め上司に協力して、社会の変化や医療の進歩に応じた看護が実践できる。 必須研究項目 【院内】 ・西元先生による看護管理研修 【院外】 ・日本看護協会認定看護管理者制度 ファーストレベル教育課程
Department部署のご紹介 外来診療棟 外来は、診療介助、化学治療を受ける患者さまの看護、救急看護や内視鏡などを含む各種検査の介助など専門性の高い看護を提供しています。そのためにスタッフは、充実した看護を実践できるよう日々自己研鑚し新しいことにチャレンジしています。 また、笑顔で接することで、患者さまに安心して診療を受けていただけるよう心がけています。 西病棟2階(外科・泌尿器科) 西病棟2階は主に呼吸器・消化器・泌尿器の手術を受ける患者さまの看護、化学療法を受ける患者さまの看護、緩和ケアを希望される患者さまの看護を行っています。個室・重症室・手術後の回復室を含めた40床の急性期一般病床と10床の地域包括ケア病床からなる病棟です。乳癌・気胸・胆石の手術が多く、予約入院による手術の他、緊急手術にも対応しています。終末期の患者さまには、緩和ケアチームと連携をとりながら、患者さまの苦痛が最小限になるよう疼痛コントロールに力を入れています。スタッフは明るく、一人一人が自分の力を充分に出して患者さまやご家族に心触れ合う看護ができるよう日々努力しています。 西病棟3階(内科) 西病棟3階は、急性期の患者さまをはじめ、ターミナル期の患者さま、感染症の患者さまの入院を受け入れている45床の内科一般病棟です。さまざまな病気の患者さまを看護することで、多くの学びができ、人間的にも成長できる部署だと考えています。日々、悪戦苦闘しながらも明るく元気な病棟スタッフが『この病院に入院して良かった』と患者さま、ご家族に思っていただけるような看護をめざしています。 ホスピス病棟3階 ホスピス病棟では、病気によるさまざまなつらい症状の緩和を目的としたケアや、痛みや身体のだるさ、息苦しさなどの不快な症状を和らげる治療を行なっています。また、ホスピス病棟3階は12床ですべて個室からなり、患者さまご家族が、大切な時間を安心して毎日を過ごせるように環境を整えています。看護ケアにおいては、受け持ち看護師が主体となり、患者さまひとり一人の思いを聞きながら、その人が大切にしていることを共に考えながら、そのひとらしく生きることを大切にケアの提供をしています。 ホスピス病棟4階 ホスピス病棟には、がんによる辛い症状をもち、自分らしい生活が困難になっている方が入院してこられます。ホスピス病棟の基準は、「その人らしい生活」です。その人らしさは、一人ひとり違います。その方が、今何を大切にしていらっしゃるのか、何を大切にしようとなさっているのか、一人ひとりの思いをお聴きしながら固定チームナーシングで看護しています。働く看護スタッフも、一人ひとりさまざまです。お互いの違いを認め合いながら、ホスピスでの看護・ケアにやりがいをもって、抜群のチームワークで働いています。 東病棟2階(内科) 東病棟2階は無菌室・重症室・個室を有する30床の病棟で、主に血液内科・化学治療を受ける患者さまの看護を行っています。病気・治療のため抵抗力の弱い患者さまを受け入れるため、感染対策や副作用対策に配慮し、安全、安楽なケアが提供できるよう心がけています。患者さま・ご家族にとって、よりよい環境で療養できるように、多職種と連携をとりながら日々看護を行っています。 地域包括ケア病棟 地域包括ケア病棟は31床の病棟です。急性期治療後の安定した患者さま、また、ご自宅や介護施設等からの入院を受け入れます。1名の理学療法士が専従で配置され、積極的なリハビリを行う事が出来ます。退院支援看護師が専任で1名配属、医師、看護師、その他メディカルスタッフと介護福祉士、看護助手スタッフ全員で、在宅への退院を積極的に支援する「在宅復帰支援のための病棟」です。☆最大60日間の入院が可能です 手術棟(手術室・中央材料室) 手術棟(中央材料室)は、「チームワーク第一」をモットーに、安全・安心は勿論、より安楽な手術、看護が提供出来るように全力を尽くしています。手術室は3室あり、年間約550件の手術に対応しています。また、臨時・緊急手術が全体の50%を占めていますが、いつでも迅速に対応できるよう知識・技術・心を磨いています。又、中央材料部門では、第1種圧力容器取扱い作業主任者6名、特定化学物質等作業主任者5名、第二種滅菌技師1名を中心に病院内のあらゆる器材の消毒・滅菌を行っています。 人工透析室 人工透析室は1989年からスタートし、現在は22床のベッドで治療を行っています。血液透析(HD)をはじめ腹膜透析(CAPD)、さらに患者さまの状態に合わせ持続緩徐式血液濾過透析(CHDF)を主に行っており、エンドトキシン吸着など特殊な血液浄化法も可能です。 当院には透析看護認定看護師も在籍しており、透析導入前から患者さまやご家族に関わり、より専門的な看護を実践しています。また、外来透析患者さまを対象に、フットケア担当看護師が月に一度フットケア回診を実施しており、足病変の早期発見と治療、予防的ケアに効果を発揮しています。 外来診療棟 西病棟2階(外科・泌尿器科) 西病棟3階(内科) ホスピス病棟3階 ホスピス病棟4階 東病棟2階(内科) 地域包括ケア病棟 手術棟(手術室・中央材料室) 人工透析室
Interview認定看護師の紹介 日本看護協会 認定看護管理者 副看護部長 益冨 美津代 日本看護協会 認定看護管理者 西病棟2階 師長 佐藤 廣行 日本看護協会 認定看護管理者 外来診療棟 師長 辰田 由香 日本看護協会 緩和ケア認定看護師 ホスピス病棟 主任 原 千加子 日本看護協会 緩和ケア認定看護師 入院支援室 増田 弓華子 日本看護協会 皮膚・排泄ケア認定看護師 入院支援室 森 久美子 日本看護協会 認知症看護認定看護師 入院支援室 明島 一代 日本看護協会 透析看護認定看護師 人工透析室 谷崎 由紀 日本看護協会 がん化学療法看護認定看護師 外来診療棟 近藤 静代 日本看護協会 糖尿病看護認定看護師 外来診療棟 飛田 良江 日本看護協会 認定看護管理者 訪問看護ステーション 佐竹 啓子 副看護部長 益冨 美津代 長年、ホスピス病棟で看護管理をしてきました。ホスピス緩和ケアは、場所を示すものではなく、ケアのあり様であると言われています。それは、お一人おひとりを大切にするという医療・看護の基本的考え方であり、聖フランシスコ病院の理念にも通じます。わたしは、認定看護管理者として、今までのホスピスでの看護管理経験を活かし、①病院理念を実践出来る自律した看護師(看護管理者・認定看護師)の育成②認定看護チームの発足と活動による専門性の高い看護の提供③地域に向けて当院の看護をPRしていくこと、この3つの大きな目標達成に向けて努力しています。 活動内容 第1の活動としては、病院理念を実践出来る自律した看護師(看護管理者・認定看護師)の育成のために、看護部教育責任者、教育企画・教育委員会を統括しています。 第2の活動としては、これから認定看護師を目指す人たちへの支援を行っています。さらに専門性の高い看護が提供できるよう「認定看護チーム」を発足し、それぞれの専門性を集結し活動しています。 第3の活動は、地域に向けて当院の看護をPRしていくことで、現在は、長崎県看護協会新人看護職研修講師・長崎市医師会看護専門学校講師・長崎県立高等学校人生の達人セミナー講師の役割を担っています。また、固定チームナーシング認定指導者の資格を活かし、現在は九州・沖縄ブロックリーダーとして活動しています。 西病棟2階 師長 佐藤 廣行 認定看護管理者の役割は、多様なヘルスケアニーズを持つ個人、ご家族及び地域の方々に対して、質の高い組織的看護サービスを提供することを目指します。少子高齢化社会の到来と共に様々な医療政策が行われております。その激動する時代に即した看護が提供できるようなさまざまな取り組みを積極的に考え、組織的な実践を行なっていきたいと思います。 活動内容 1. 聖フランシスコ病院 健康フェスタの定期的な開催地域に根ざした病院として糖尿病予防・医療相談や講演会などを盛込んだ健康フェスタの企画・開催を毎年行なって行きます。 2. 医療(看護)の標準化より質の高い医療・看護の提供が出来るように、クリティカルパスの推進を通じてチーム医療を行なっていきたいと思います。 外来診療棟 師長 辰田 由香 当院は地域のなかで必要とされる医療機能を目指し、自施設のビジョンである「地域包括ケアシステムの中での役割を果たす」をふまえ、地域に根ざした医療を提供しています。チーム医療の推進・連携のために、看護師は、多職種をつなぐコーディネーターの役割を果たすことが求められています。認定看護管理者として多職種との連携の強化、患者さまの生活の質の維持・向上を図り、地域の住民から信頼される病院を目指していくための実践を行っていきたいと思います。 活動内容 1. 患者さまを生活者としてとらえ、外来受診時から入退院支援を行います。他施設と連携を図り、継続した看護を提供していきたいと思います。 2. 院内に在籍している認定看護師の専門性が発揮できるよう支援を行い、院内・院外の方に周知していただけるよう活動していきたいと思います。 ホスピス病棟 主任 原 千加子 現在2人に1人はがんと診断される時代となり、さまざまな治療を受けながら生活される「がんサバイバーシップ」は増加しています。診断されてからも、今までの生活スタイルを保持し、患者さまと家族の方が、かけがえのない日々をその人らしく過ごせるようサポートをしていきたいと思います。 活動内容 それぞれの病棟において、トータルペインの視点を持って症状緩和をはじめとする看護を実践しています。患者さまの思いやご家族のあり方、考え方はこれまで生きてこられた過程によって様々です。患者さまが生きる上で大切にされているものや問題点を共有し、その方らしく過ごせるようにスタッフ間で話し合いながらケアの実践に努めています。院内全体については、緩和ケアチームの活動を通して、症状マネジメント・終末期におけるセルフケア援助について等の勉強会を開催し、スタッフの知識の向上を目指しています。緩和ケアに関する個別の相談にも応じており、各病棟のラウンドも行っています。また、緩和ケア認定看護師の実習病院として、実習生を受け入れています。 入院支援室 増田 弓華子 患者さまと向き合うことで、机上では知ることのできなかった、生きた看護を経験させていただいています。ホスピス病棟に入院した患者さまがひとりでも多く、「生まれてきてよかった」と思える人生を過ごし、残された日々を「充分に生きた」と実感していただけるように支援していきたいと思っています。 活動内容 それぞれの病棟において、トータルペインの視点を持って症状緩和をはじめとする看護を実践しています。患者さまの思いやご家族のあり方、考え方はこれまで生きてこられた過程によって様々です。患者さまが生きる上で大切にされているものや問題点を共有し、その方らしく過ごせるようにスタッフ間で話し合いながらケアの実践に努めています。院内全体については、緩和ケアチームの活動を通して、症状マネジメント・終末期におけるセルフケア援助について等の勉強会を開催し、スタッフの知識の向上を目指しています。緩和ケアに関する個別の相談にも応じており、各病棟のラウンドも行っています。また、緩和ケア認定看護師の実習病院として、実習生を受け入れています。 入院支援室 森 久美子 創傷のケアでは、院内の褥瘡対策委員の一員として、褥瘡予防のためのケア、治癒を促すためのケアに力を入れていきたいと思っています。また、ストーマのケアでは、術前から退院後まで安心して生活ができるように、患者さま・ご家族・スタッフの方に関わらせていただきたいと思います。当院ではストーマ外来を開設しています。お困りのことがありましたら、ぜひご活用ください。 活動内容 皮膚・排泄ケア認定看護師とは、創傷(褥瘡や潰瘍など)のケア、ストーマ(人工肛門・人工膀胱など)のケア、失禁のケアを専門に行う看護師のことをいいます。創傷のケアでは主に、褥瘡を予防するためのケア、褥瘡がある方の治癒を促すためのケアを行い、ストーマのケアでは、手術前から退院した後までトラブルがないようにケアします。また、失禁のケアでは尿・便失禁による皮膚トラブルを改善できるようにケアを行います。 入院支援室 明島 一代 ホスピス病棟で10年あまり勤務させていただき、患者さまのその人らしさを尊重した援助と心のケアを大切にした看護を経験させていただいています。その経験と認知症看護の専門性を活かし、認知症患者さまの尊厳を守り、その人のもつ出来る能力を活用し、安全で安心して過ごしていただける看護が提供できるように活動していきたいと思います。 活動内容 認知症看護は、認知症患者さまの生命、生活の質、尊厳を尊重し、認知症の経過と予後を理解したうえで、認知症の発症から終末期に至る長期間のさまざまな看護上の問題に対して、そのご家族を含めた総合的な援助を企画し、実践することです。認知症看護認定看護師として①病棟で認知症看護の専門的知識、技術を活かした看護を実践する②研修会などで認知症の知識を伝達する③認知症看護に関する個別の相談に応じる。などの活動を通して認知症の患者さまが、安心して治療を受けていただけるような環境を整えられるよう活動しています。 人工透析室 谷崎 由紀 透析看護師として、患者さまとの日々の関わりの中で、患者さまの思いを引き出すことや病気や治療の事を分かりやすく伝えることの難しさを感じていました。慢性腎臓病、透析維持期の患者さまや御家族のことを理解したいと思い、透析看護認定看護師を取得しました。 活動内容 慢性腎臓病(CKD)の患者さまや御家族が病気や治療を理解し、日常生活を快適に過ごしていただけるように個別的、継続的にサポートをさせていただきます。腎臓病教室も行っていますのでお気軽にご参加下さい。また、透析療法は生涯続く治療になります。安心して安全な透析治療を提供し、生活スタイルに合った援助方法を一緒に考えながら、快適な透析生活を送ることができるように支援していきます。 外来診療棟 近藤 静代 私は、外来化学療法を受ける患者さまを中心に看護を行っています。日々新しい治療薬が導入されていく中で、患者さまは抗がん剤治療に対する不安、副作用対策への悩み、自分の人生や家族への思いなど、たくさんの思いを持ちながら治療に臨んでおられます。がん化学療法看護を専門とする看護師として、常に新しい知識や技術を学び自己研鑽していくこと、そして、懸命に治療に取り組んでおられる患者さまやご家族に対して、誠実で優しい看護が提供できる看護師でありたいと思っています。 活動内容 がん化学療法看護は、がん化学療法が治療の選択肢となった時、その治療期、その後の経過観察期の看護を専門としています。私の役割として、1.専門的知識・技術を活かした看護の実践2.実践のなかでのスタッフ指導3.スタッフからの相談への対応があります。この3点の役割を通して、患者さまに安全・確実に治療を受けていただける看護の実践、そして、ご自身が安心して治療や副作用対策に取り組んでいけるような看護ケアの提供に努めます。患者さまに「この病院でよかった」と思っていただけるよう、共に治療に向かう姿勢を大切に活動していきます。 外来診療棟 飛田 良江 糖尿病は生涯にわたり付き合っていく病気です。糖尿病看護では、糖尿病を持つ人を「患者さん」ではなく「糖尿病を持ちながら社会や家族の一員として生活している人」と捉えています。その人がその人らしく病気や合併症の悪化を防ぐとともに、健やかな生活が継続できるよう支援していきたいと思っています。 活動内容 糖尿病看護認定看護師として、外来での療養支援、透析予防指導ではインスリン自己注射や血糖自己測定の手技指導、フットケア、血糖管理や合併症の進行予防のため、1人1人に合わせた療養支援を多職種で構成された糖尿病チーム、フットケアチームのメンバーと協同し支援を行っていきたいと思います。 訪問看護ステーション 佐竹 啓子 1996年のフランシスコ訪問看護ステーション設立から25年間、 管理者として運営に携わってきました。現在は一実践者として、在宅医療や訪問看護について考え続けています。訪問看護の利用者は、高齢や障害などで長期療養されている方、人生の最終段階を生きている方などです。医療としてできることは限られているかもしれませんが、「どんな方でも社会の中で生きていく権利がある」ことを信じて、地域のあらゆる医療機関や介護事業所と協力しながら、看護サービスを提供できる組織をめざしています。 活動内容 私の認定看護管理者としての活動は、主に院外にあります。県内の訪問看護ステーションは120カ所以上ありますが、その多くは5人以下の小さな組織です。けれども、人口減少・少子高齢社会の中で地域包括ケアを推進していくための重要な組織です。ひとつひとつのステーションの運営が安定し、1人1人の訪問看護師が生きがいを持って働き続けることができるように活動しています。 当院では認定看護師受講者への支援を行っております。 [ 支援内容 ] 認定看護師教育課程の入学金および授業料に相当する75万円 毎月基本給を支給する 休職期間中の賞与を支給する 教育課程受講期間を休職期間とする 復職後は認定看護手当てを支給する [ 支援要件 ] 看護師としての実務経験が直近継続5年以上ある者 当院での勤務経験3年以上の者。ただし看護実践能力によってはその限りではない 聖フランシスコ病院看護部キャリア開発に定めるラダーⅢ修了者 Recruit看護師採用試験のご案内 募集人員 12名程度(指定校推薦者含め) 応募資格 学生:2022年看護師国家試験に合格する予定であること経験者:看護師 応募期間 採用試験日① →2021年 6月25日(金)必着 採用試験日② →2021年 7月 9日(金)必着 採用試験日③ →2021年 7月30日(金)必着 採用試験日④ →2021年 8月13日(金)必着 応募方法 学生:履歴書1通、成績証明書1通、卒業見込証明書1通経験者:履歴書1通、看護師免許証コピー1枚履歴書にご希望の採用試験日・メールアドレスをご記入の上、必要書類を下記宛に郵送して下さい。 採用試験日 ①2021年 7月 2日(金)10時~ ①2021年 7月16日(金)10時~ ①2021年 8月 6日(金)10時~ ①2021年 8月20日(金)10時~ 試験内容 面接・筆記試験・作文・適性テスト 採用通知 試験1週間以内に電話連絡、その後文書にて通知 新型コロナウイルス感染症により、病院見学会・インターンシップについては中止しております。ご希望の方は、当院のパンフレット等資料の送付をさせていただきますので下記までご連絡ください。 募集要項についてはこちらをご覧ください。 Requirements募集要項 給 与 200,000円(新卒モデル給)※ 当院給与規定による経験者の方は考慮いたします。 諸手当 ■ 夜間看護手当(11,000円/回)■ 職種手当■ 時間外手当■ 精勤手当■ 扶養手当■ 住居手当 昇 給年1回 賞 与年2回支給 勤務体制 変則2交替 勤務時間 日勤8:30~17:30夜勤17:00~翌9:004週間153時間勤務(4週8休) 当院独自の休日聖母被昇天祭 8月15日、クリスマス 12月25日 福利厚生 ■ 年次有給休暇6ヶ月勤続勤務し、全労働日の8割以上出勤した場合には10日間 ■ 誕生日休暇誕生月に1日休暇付与 ■ ユニフォーム貸与 ■ ワンルーム寮完備(バス・トイレ・キッチン) 資料請求・ご質問・書類送付先 〒852-8125 長崎市小峰町9番20号 聖フランシスコ病院 095-846-1888(直通) 095-845-7600 担当:人事担当・磯田 Email:soumu.jinji@sfh.or.jp
Recruit看護師採用試験のご案内 募集人員 12名程度(指定校推薦者含め) 応募資格 学生:2022年看護師国家試験に合格する予定であること経験者:看護師 応募期間 採用試験日① →2021年 6月25日(金)必着 採用試験日② →2021年 7月 9日(金)必着 採用試験日③ →2021年 7月30日(金)必着 採用試験日④ →2021年 8月13日(金)必着 応募方法 学生:履歴書1通、成績証明書1通、卒業見込証明書1通経験者:履歴書1通、看護師免許証コピー1枚履歴書にご希望の採用試験日・メールアドレスをご記入の上、必要書類を下記宛に郵送して下さい。 採用試験日 ①2021年 7月 2日(金)10時~ ①2021年 7月16日(金)10時~ ①2021年 8月 6日(金)10時~ ①2021年 8月20日(金)10時~ 試験内容 面接・筆記試験・作文・適性テスト 採用通知 試験1週間以内に電話連絡、その後文書にて通知 新型コロナウイルス感染症により、病院見学会・インターンシップについては中止しております。ご希望の方は、当院のパンフレット等資料の送付をさせていただきますので下記までご連絡ください。 募集要項についてはこちらをご覧ください。 Requirements募集要項 給 与 200,000円(新卒モデル給)※ 当院給与規定による経験者の方は考慮いたします。 諸手当 ■ 夜間看護手当(11,000円/回)■ 職種手当■ 時間外手当■ 精勤手当■ 扶養手当■ 住居手当 昇 給年1回 賞 与年2回支給 勤務体制 変則2交替 勤務時間 日勤8:30~17:30夜勤17:00~翌9:004週間153時間勤務(4週8休) 当院独自の休日聖母被昇天祭 8月15日、クリスマス 12月25日 福利厚生 ■ 年次有給休暇6ヶ月勤続勤務し、全労働日の8割以上出勤した場合には10日間 ■ 誕生日休暇誕生月に1日休暇付与 ■ ユニフォーム貸与 ■ ワンルーム寮完備(バス・トイレ・キッチン) 資料請求・ご質問・書類送付先 〒852-8125 長崎市小峰町9番20号 聖フランシスコ病院 095-846-1888(直通) 095-845-7600 担当:人事担当・磯田 Email:soumu.jinji@sfh.or.jp